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令和５年11月　ほけんだより

2023年10月31日

乳幼児突然死症候群（SIDS）とは…
〇何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。寒い冬の時期に発症する傾向が高いです。
〇令和元年には全国で78名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第４位となっています。
〇予防方法は確立していませんが、以下の３つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。

予防対策
1． あおむけに寝かせる
　うつぶせ、あおむけのどちらにおいてもSIDSは発症しますが、うつぶせに寝かせたときの方が発生率が高いです。
2． できるだけ母乳で育てる
　母乳で育てられている赤ちゃんの方が、SIDSの発生率が低いということがわかっています。
3． たばこをやめる
　たばこはSIDS発生の大きな危険因子です。両親が喫煙する場合、喫煙しない場合の4.7倍SIDSの発症率が高いと報告されています。

参考：乳幼児突然死症候群（SIDS）診断ガイドライン（第2版）