保育の内容
幼保連携型認定こども園のあり方
幼保連携型認定こども園は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活の大半を過ごす場所です。西宮セリジェ保育園では、子どもの最善の利益を考慮し、子どもの人権に十分配慮するとともに、一人ひとりの個性を大切にし,豊かな人間性を持った子どもに育つ保育をしていきます。同時に、子どもの成長には一日を通しての生活リズムの安定が大切だと考え、家庭との連携を密にして、共に子育てをしていくことを実践します。
< 教育及び保育とは >
乳幼児期における教育及び保育は、子どもの健全な心身の発達を図りつつ生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、幼保連携型認定こども園における教育及び保育は、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律第2条第7項に規定する目的を達成するため、乳幼児期の特性および保護者や地域の実態を踏まえ、環境を通して行うものであることを基本とし、家庭や地域での生活を含め園児の生活全体が豊かなものとなるように努めなければならない。
このため、保育教諭等は、園児との信頼関係を十分に築き、園児が自ら安心して環境にかかわりその活動が豊かに展開されるよう環境を整え、園児とともにより良い教育及び保育の環境を創造するように努めるものとする。
「幼保連携型認定こども園教育・保育要領 第1章」
(1)子どもへの対応
*一人一人の子どもが、周囲から主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ちが育まれるようにします。
*一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう成長の過程を見守り適切に援助します。
*一人一人の子どもの心情・状態を把握し、子どもが安心感と信頼感を持って活動できるよう、子どもの主体としての思いや願いを受け止めます。
*一人一人の子どもの発達過程・生活リズム・保育時間や心身の状態などに応じた適切な環境設定を行い、子ども一人一人の個別の計画を作成します。
(2)保護者との連携
*個別の状況を踏まえ、子どもと保護者の安定した関係に配慮して、保護者の養育力の向上にも寄与する支援を行います。
*保護者の気持ちを受けとめ相互の信頼関係を基本に、保護者一人一人の自己決定を尊重します。
*保護者と共に、子どもの成長の喜びを共有します。
幼保連携型認定こども園として特に配慮すべき事項
幼保連携型認定こども園における教育及び保育を行うに当たっては、次の事項について特に配慮しなければならないとされております。当園も実践していきます。
① 当該幼保連携型認定こども園に入園した年齢により集団生活の経験年数が異なる園児がいることに配慮する等、0歳から小学校就学前までの一貫した教育及び保育を園児の発達の連続性を考慮して展開していくこと。
② 園児の1日の生活の連続性及びリズムの多様性に配慮するとともに、保護者の生活形態を反映した園児の在園時間の長短、入園時期や登園日数の違いを踏まえ、園児一人一人の状況に応じ、教育及び保育の内容やその展開について工夫をすること。特に、入園及び年度当初においては、一日の自然な生活の流れを作り出していくようにする。
③ 環境を通して行う教育及び保育の活動の充実を図るため、幼保連携型認定こども園における教育及び保育の環境の構成に当たっては、乳幼児期の特性を踏まえる。
養護にかかわる内容
「 生命の保持 」
「自ら意欲的な生活ができるようになる」ために年齢ごとに適切な援助を行います。
「 情緒の安定 」
「子どもが命の尊厳を感受し、自己肯定感を育てていく」ことができるように子どもの思いをしっかり受け止めます。
実践に当たり
*「学校保健計画」を作成し、それに基づき、園児の健康の保持と増進のために努めます。
*「学校安全計画」を作成し衛生管理、安全対策を徹底します。